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通販で皆さんご存じの「洗剤革命」。
深夜の通販番組で一度は目にした方もおられるのではないだろうか。 先日、打ち合わせの席で、たまたまこの話になり 同席していたデザイナー、コピーライターと一緒に購入してみることにした。 効果が不安なので小さいサイズである。 仕事以外のこういう話だけ、すぐまとまるのが悲しい。 さて、番組では 漬けておくだけで油汚れが落ちる換気扇や、 腕時計の垢、 ビーカーに書きなぐった油性マジックが 水と洗剤を入れて混ぜるだけでみるみる落ちる様子などが次々に紹介される。 なかでも私が心惹かれたのは、洗濯機の汚れ落とし。 洗濯槽の裏には汚れがしこたま付いているらしい。 洗濯したとき、たまに黒っぽい薄い皮みたいなのが衣類に付着しているのがそれである。 と言ったものの、これをみんな見たことがあるのだろうか。 掃除をまめにしている人には、皆目見当のつかない話である。 この汚れを除去する専用の洗剤も市販されているので、これまで使用したこともあった。 しかし、使用直後から毎回少量の汚れが衣類に付着するようになってしまった。 効果があり、取りきれなかった汚れもはがれてきているということなのだろうが、 こういう状態がしばらく続き、洗濯の度に付着した汚れをとらなければならないのに 嫌気がさしてしまった。 そこでこの「洗剤革命」である。 番組では、洗濯槽に水と洗剤を入れて普通に洗濯するだけで、 膨大な汚れがはがれて浮いている様子が映し出され、 「うわー洗濯槽って汚れてるのね。恐い恐い。この洗剤すごいわー。」 という主婦の感動コメントで締めくくられていた。 この「うわー。。。」という気持ちになるべく、帰宅後早速お風呂を沸かし入浴。 別に体を清めておもむろに。。。というわけではなく、残り湯を使用するためである。 説明書によると、熱いお湯を使った方が効果が高いとのことであったからだ。 洗面器を使い、お風呂から残り湯を洗濯機に移す。 洗面器から滴るお湯が床をぬらしても、拭き取る手間がもどかしいくらいだ。 洗濯槽一杯になったところで、洗剤を5匙入れる。 これまた説明書によると、10リットルに1匙くらいであったので、 45リットルに対して、5匙なら少し多めで問題なかろうと思ったのである。 スイッチ オン! がう〜ん、ごう〜んと洗濯機が動き始める。 洗濯時間12分という最高に設定したが、終了を待ちきれず、 途中でちょっと蓋を開けてみる。 「う、う〜?」 殆ど汚れが浮いてない。。。。。でもまだ、回しきれてないからね。 最後まで待ってみよう。今、洗濯槽で革命が起こりつつあるのだ。 革命とは、前触れなく一気に起こるものなのだ。 と、再び回転開始する。 ピーピーピー。 洗濯終了。 洗濯機に急ぎ、蓋を開ける。 「うっ、わ〜?」 相変わらず、数枚の汚れが浮いているだけ。 洗剤の量が足りなかったのだろうか。それとも漬け置きするべきなのか。 眉間にしわを寄せながら、洗剤を3匙追加し、再度洗濯開始。 ピーピーピー。 洗濯終了。 「うっ。。ああ。。。。明日まで漬け置きしとこ。。。。」 変わらぬ状況に、同じく購入したデザイナーに連絡してみる。 「番組みたいに、洗剤液にインクをいれてもすぐ透明になるやつ試したくて お醤油入れてみたんですが、未だに色が変わらないんですう〜〜」 「あ。。。。。そう。。。。。。」 未だにって、それは時間を置いたからってどうなるもんでは。。。と思う。 しかも、それは違う洗剤の通販番組のような気もする。 翌朝。 洗濯槽に変化は見られない。 いつまでもこのままにしておくわけにもいかないので、再び普通に洗濯してすすぎ、脱水する。 糸くず取りネットに溜まっているのかと見てみたが、それほどでもない。 それとも糸くずの奥の奥の方に紛れてるのか。。。。。 乾燥したら、中身を取り出してほじほじしてみようと思う。 次の休日は、換気扇に挑戦。 「うっわー!」の感動を皆さんにも是非お届けしたいものだ。
by keruguri
| 2005-06-09 10:22
| いろいろ
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